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アメリカ大学卒業率の高さ=「良い大学」ではない

 2012-01-28
アメリカ大学の出願先を決める際に、大学の卒業率Graduation Rateを参考にして、この大学は良い、悪いという結論を出される方がいます。Graduation RateはUSニュースなど、大学情報のウエブサイトや出版物に紹介されていることが多いのです。

しかし、この卒業率=良い大学という目安になるのでしょうか?

答えは必ずしもそうではない。ということです。

まずアメリカの教育業界でのGraduateion Rateの定義から、私の根拠の理由建てをしていきたいと思います。

ここでいう卒業率とは、その大学の全学生が大学をきっちり卒業していく割合と考える方が多いかと思いますが、そうではありません。

Graduation Rate:大学の1年生(フレッシュマン)でフルタイムの身分で入学してきた学生が6年以内にその大学を卒業する割合です。とても限定された範囲内での卒業率であり、他の大学から転学してきた学生(トランスフォー)、パートタイムの学生、オンライン学生などが卒業する割合は含まれていません。

最近の経済状況の中で、親の経済的援助で大学寮に住みながら、フルタイムで授業に集中できる学生の数は減っています。働きながら学校に通い、学費を稼ぐために1年休憩を入れたりする学生も多いのです。そのために、フレッシュマンとして入学しても6年以内に卒業できない場合も出てくるわけです。

例えば卒業率が30パーセントという大学があったとします。ここで重要なのは、残りの70パーセントはドロップアウトしたということではないのです。6年以内に卒業できなかった、あるいはフルタイムからパートタイムに変わったり、他の大学へ編入したということもあります。決して、全員ドロップアウトしたという解釈にはなりません。

また、卒業率の低い大学は、傾向的にさまざまな経済的、社会的環境の学生を受け入れています。そのため画一化された卒業率を出すのはとても難しいのです。またこのように、いろいろな環境の学生を受け入れている大学ほど、サポートシステムも充実しているということも言えます。

卒業率の低い大学は、むしろ貧困層や、大学進学が家族の中で初めて(ファーストジェネレーション)という学生にも門戸を広げている大学なのです。

卒業率は、学生の多くがフレッシュマンとして入学してフルタイムで在籍する「優良」大学のブランドアピールとして使われているとも言えます。

たしかに、卒業率が高い大学は、フレッシュマンとして入学した学生たちが6年以内に卒業していけるよう力を注いでいる証拠と言えますので、参考にするのは良いのですが、この数字だけに踊らされてはいけません。

大学の調査をする時には、各大学のホームページの中に必ずある、About University(大学について)という項目の中の、Fact SheetあるいはPresident Reportなどで大学を数字、統計で分析しているページを参考にして、大学の学生数、学生の人種構成、大学が学生にファイナンシャルエイドを与える割合なども参考にして、卒業率の数字の背景にある事実を見極める必要があると私は思います。

「大学卒業率」と大学の質の関連性については、「安易に関連させないこと」そう断言します。

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akikoUSCC

Author:akikoUSCC
現地発!アメリカ留学、短期滞在プログラムサポートのU.S.カレッジコネクション代表の今入亜希子です。アメリカ大学で8年間にわたり留学生のサポートにあたってきた経験を持ちます。アメリカの現場を知る私が、留学生に関連する情報を本音で語ります。アメリカ留学についての質問はmail@usccinfo.com
USCC Web site: http://usccinfo.com

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